2007年11月14日水曜日

まさか!の怪我

平日昼間の城北中央公園のドッグラン。いつものようにデュークは他のワン達に追いかけられて先頭を走っていた。グルグルグルグル‥。少し休んでまた走り、誰も追いかけてくれないとデュークから誘ったり‥恐がっている様子はなかった。

何度もデュークに挑戦して全速力で追いかけていたジャックラッセルの飼い主さんが「うちの子、こんなに走ったのは初めて。本能が目覚めたみたい。獲物を見る目になっている」と言っていた。「うちのはガウッて噛み付くから小さい犬とは遊べない」とも言っていた‥気をつけるべきだった。

1時間ほど一緒に仲良く遊んでいたのに、そのジャックラッセル、他のワン達と走っているデュークの腿のあたりに、ショートカットしてきて一撃!体当たりしたように見えた。デュークは「グワッ」とへんな声を出したけれど、そのまま走り抜けて行った。「キャン」って言わなかったから大丈夫かと思ったけど、腿の毛が浮いて見えた。
あーぁ、また咬まれた‥変な諦めの感情。「よく咬まれるんです。いつもの事で‥。消毒薬もっていますから」とドッグランを出た。

傷2箇所から出血、とりあえず消毒をしてデュークを車にのせて家に帰った。
かかりつけの獣医さんは水曜日は休診だけど、電話をしたら診察して下さるという。



傷の周りの毛を剃ってみると思ったより大きな傷で、先生が消毒するとポケットのように薬が傷の中にたまる。傷口を広げてジャブジャブと中を何度も消毒、痛そう。
「縫った方が良いと思いますが、サイトハウンドに対する全身麻酔の危険を考えると、このまま傷が治るのを待つという選択肢もあります」と先生。麻酔はしたくないけど、傷は大きいし‥。すると先生が「デュークなら大人しいから部分麻酔でも縫えるかも」と言って下さった。



傷の周りに部分麻酔の注射をして縫合。デュークにはジッとしていてもらう必要がある。休診日でスタッフがいない状況の為、飼い主(♂)が診察台に立っているデュークを押さえる「動いちゃダメだからね、頑張れデューク」。飼い主(♀)は先生のお手伝いで1針ぬうごとに糸を切る。本当は痛そうで、可哀そうで傷口を見たくないけど、しっかりしなくちゃ。「この辺を切ればいいですか?ここでいいですか?」合計5針。デュークも飼い主も頑張った。



なめて糸がとれてしまうとダメ、でも包帯ができる場所じゃないし、首の長いデュークに合うエリザベスカラーは巨大でとても不便そう。そこで先生が息子さんのオムツをアレンジしてデュークにはかせて下さった。



デュークは偉い。痛みや恐さに加え、毛を剃るバリカンの音や消毒、部分麻酔の注射や縫合をよく我慢した。ほぼ1時間の処置の間、診察台の上で立っていた。体重を飼い主に預けるように寄りかかっていたから、飼い主の方が筋肉痛になるかも‥でも頼り切って、耐えている姿が可愛くて、かわいそうだった。

ふと思い出した。以前ポメラニアンを飼っていた時の獣医さんは、注射の時でも革ひもで口輪をした。どんなに大人しい犬でも特別な状況では咬むこともあるだろう。獣医さんはその危険性を考え口輪をするのが鉄則なのだろう。飼い主だって犬が必死になったらどんな行動をとるか予測がつかないし、当然のことだろう。
でもデュークのかかりつけの獣医さんは全面的にデュークを信用して、口輪もせず、部分麻酔で縫合手術をして下さった。
デュークを信じて下さってありがとうございました。休診日だったのに診て下さってありがとうございました。感謝の気持ちで一杯になった。

今までにも何度となく咬まれているデューク。黒ラブ、サルーキ、アイリッシュセター、ダルメシアン、スタンダードプードル‥etc. 中でも一番小さいジャックラッセルテリアの一撃がこんなに大事になるとは‥。抜糸まで1週間、しっかりデュークの看病をしてあげようと思う。