悪い予感はしなかった。
先生に呼ばれて診察室へ。
先生に呼ばれて診察室へ。
「デュークおりこうにしていましたか?」なんて暢気なことを言いながら。
「いい子でしたけど、ちょっと、、、非常に良くないです」
「???はぁ?」デュークのことですか?何か間違っていませんか、先生。
「肝臓に腫瘍があります。かなりの数です。腹水が溜まっています。
今すぐに緊急手術する必要があります」
「はい、じゃあ、、、お願いします。」
しばらくボーッとしていた。頭の中が痺れているような感覚。手術なんだ、ヨッチャンに連絡しなくちゃ、デュークのお里の母さんと同胎の飼い主さんにもメールをした。
次に先生から告げられたこと、
「残念ですが、血液凝固に問題があり手術はできません」
目の前が真っ暗になった。
腫瘍からの出血でデュークは貧血になっているのに、腹水はデュークの血液よりも濃い血でかなりの量で、出血を止めようと血小板を使い果たしたために止血できず、お腹を切ると大量出血を起こすだろうと。心臓に雑音もあり手術に耐えられないと判断された。
今朝だって普通にお散歩をして、グイグイ引っ張っていたのに。いつもよりたくさん食べたのに。
唯一できる事が止血剤の注射だけとは、、、