2007年6月16日土曜日

一時預け その2

今週もまたデュークを預けなければならない。先週は一番のなじみの場所に預けたのに寂しがってダメだったので、今回はケージなしで他のわん達と遊んでいられる「保育園」形式のところを探した。

ネットで検索して、家から車で15分ほどの場所に良さそうな所を見つけた。道路に面した日当りの良い部屋に低いフェンスで仕切られたいくつかのスペース。真ん中は水やトイレがあって自由に遊べるようになっている。お泊りで夜、吠え続ける子の為に防音室もある。遊んでいる様子はカメラの映像をパソコンと携帯で確認できる。

ここなら、他のわんちゃんのおしりをクンクンしたり、追いかけられてタジタジして、寂しさを感じないかも。緊張して疲れたら、フェンスの中に非難して少しウトウトできるかも‥そう思った。いきなり預けるのは可愛そうなので、前もって練習を兼ねて様子を見に行き、デュークの性格なども伝えた。準備万端。

なのに、出先で何度チェックしてもカメラの映像にデュークが写っていなかった。朝10時から5時間ほど預ける事になると伝えた通り、大急ぎで迎えに行ったのに3時になっていた。デュークはガラス越しに外を見ていた。前足でガラスを引っかいてカチャカチャ「帰りたい」ってアピールしたのかな。車の音で迎えに来たのがわかったのかな。

「何回見ても、カメラに写っていなかったんですけど、隔離されていたんですか?ヒィヒィ泣いちゃいましたか」と私。

「ヒィヒィよりはうるさくて‥、時々ワンって‥遠吠えみたいにないたり‥」と男性スタッフ。

「遠吠え?しませんけど」「遠吠えというか、ウォゥ、ウォゥって‥」と女性スタッフ。

結局、ずっと防音室に入れられていて、迎えの時間に合わせて今、みんなのいる部屋に連れてこられたようだった。一人でお留守番が出来ないから頼んだのに、一人で狭い部屋に閉じ込められたら泣くに決まっているでしょ。

可愛そうな目にあったね、閉じ込めるなんてひどいね。急いで家に帰り、着替えて、気分直しに代々木公園DRに連れて行った。

ライナスがいた。いつも通り、すぐにデュークを発見、追いかけっこを始めたけど、今日のデュークはストレスがたまっている。振り返り、追いかけてくるライナスに文句を言った。「なんで、おしりを噛むんだよ!」「いいだろ、いつもは怒らないのに、何だよ」と、いつもと違うデュークの態度に、ちょとへこんだ様子のライナス。「あれー、デュークが怒った(笑)、もっとやっていいよ」ってライナスママも応援してくれたけど、それってデューク、八つ当たりでしょ。

ライナスが帰ったあと、ボーダーコリーのローラちゃん登場。ローラちゃんはデュークを追いかけるのが大好き。デュークも満更でもなさそう。たくさん走って、すっかり機嫌がよくなったデューク。あたりが真っ暗になったので帰る事にした。

駐車場に向かう途中、デュークがいきなり伏せの姿勢で「キャヒーン、キャヒーン」と大きな悲鳴をあげ後ずさりをした。「どうした、どこか痛いの?」ちょっと立ち上がり、すぐまた伏せで上目遣い、後ずさり。「ヒィーヒィー」となくけど、ちゃんと立てるし、足の裏も異常なし。そもそもデュークは外で伏せをしない。一体どうしたのか?たぶん昼間、預けられている時に酷く叱られたに違いない。記憶がフラッシュバックして脅えたのでは‥。そんな事があるのかわからないけど、そんな気がした。ごめんね、デューク。つらい目にあったね。

家に帰り夕食後、飼い主♀の弟とひとしきりガウガウ遊んだ直後、またしても「キャーン!」といきなりの悲鳴。「どうしたのコイツ、今、何もしてないよ」。

どうも男の人と恐怖体験が結びつくようだ。大きな声で叱られたのか、どこか痛かったのか‥。

かわいそうにね、体重も減って23.6kgでした。